第1話 「ねこ、しろ、ましろ」
問題児ばかりを集めた学生寮「さくら荘」。平凡な普通科2年生の神田空太は、変人たちに囲まれた生活に嫌気がさし、「脱、さくら荘!」を掲げていた。さくら荘の監視要員である美術教師・千石千尋に呼び出された空太

第2話 「絵を描いてきたの」
さくら荘会議の結果、空太の抵抗も空しく、1人では、ぱんつも穿けない少女、椎名ましろの世話係「ましろ当番」に任命されてしまう。翌日。さっそく、ましろの世話を焼く空太は、食べそびれた朝食を求めてコンビニへ

第3話 「近すぎて遠い…」
ましろの経歴を知り、さくら荘で唯一何もない自分に焦りを感じ始める空太。さくら荘の先輩である三鷹仁にその思いを語るが、一般寮に戻ろうとしている空太には関係ないと一蹴されてしまう。そして空太は「脱・さくら

第4話 「色を変える世界」
猫の引き取り手も決まっていき、空太はさくら荘を出て行く準備を着々と進めていた。そこに、浴衣姿の美咲とましろが現れ、さくら荘の中庭で七夕をすることに。それぞれの思いを短冊に書く一同。短冊に何を書けばいい

第5話 「さくら荘のまじめな彼女」
試験で0点を取ってしまい追試を受けることになったましろ。明日が試験日だというのに何も準備をしていない彼女を、空太は千尋から丸投げされてしまう。そこに突如現れた美咲によって始まったゲーム大会。翌日、まし

第6話 「雨あがりの青」
ましろ当番になった七海は何もできないましろの世話を、バイトやさくら荘の食事当番、養成所の中間発表会の練習と一緒に完璧にこなし続ける。そんな七海のことを心配して仁に相談する空太だったが、ふとしたきっかけ

第7話 「彼女のきょうしゅう」
突然さくら荘に現れた空太の妹の優子。お兄ちゃんが大好きな優子は、玄関先でたまたま裸のましろに押し倒された空太を目撃してしまい思わず固まってしまう。以降、ましろに対して明らかな敵意を向けるが、対するまし

第8話 「どでかい花火をあげてみろ」
ある日、空太に2通の手紙が送られて来る。1通は『「ゲーム作ろうぜ」選考委員』から。もう1通は「恋を教えて」の一文だけが書かれた謎の手紙だった。それを不審に思っていた空太の元にましろが現れ、ましろのマン

第9話 「秋の嵐がやってきた」
朝、空太が目を覚ますと、ましろと美咲が部屋の壁一面に絵を描いていた。これは幼稚園の頃からあたためていた長編アニメ企画「銀河猫にゃぼろん」だと設定を朗々と語り続ける美咲と、黙々と絵を描き続けるましろ。お

第10話 「キライキライ、ダイスキ」
文化祭の出し物として「にゃぼろん」の制作を開始したさくら荘の面々。ディレクターとなった空太だが、絵コンテが全くはかどらない。数日後、徐々にスケジュールが遅れ始めているところに、生徒会から参加条件として

第11話 「銀河猫にゃぼろん」
文化祭が始まり、「にゃぼろん」の制作も佳境に入り徹夜が続く空太の目は虚ろ。美咲はそんな空太をビジュアルショックで目覚めさせようと、猫娘姿のましろがいる美術科の作品展へと向かう。バニーガールの猫版だと妄

第12話 「愛のパワーin文化祭」
ついに「銀河猫にゃぼろん」上演の日を迎えた。シアターホール前で上演を待つ人の多さに尻込みする空太。その整理を生徒会長の館林に押し付け会場に向かう仁。関係者席に現れた千尋とゲームプロデユーサーの藤沢和希

第13話 「冬の一歩手前で」
昼休みに空太たちが屋上で弁当を食べていると、美咲が仁への手作り弁当を持って現れる。そこに描かれた文字に衝撃を受ける一同。その中でましろだけはなぜかその弁当をじーっと見つめていた。その日の夕方、七海は仁

第14話 「イヴの窓辺とそれぞれの灯り」
空太の部屋の前にバームクーヘンを黙って置き続けるましろ。そんなましろにイライラし、ほとんど話をしない空太。そんな空太とクリスマスイヴの夜に芝居を見に行く事を友人にデートと指摘され、途端に緊張して当日の

第15話 「いつもの自分はどこにいる?」
千尋がオーストラリアにバカンスに行くため、冬休みの間さくら荘に残れなくなった一同。実家に帰れない七海、帰りたくない美咲、帰る気のないましろを連れて、空太は新幹線で福岡の実家に行く事に。そこで待っていた

第16話 「ずっと、好きでした……」
とうとう空太はプレゼンの当日を迎える。前回失敗した時のような思いをまたしたくないと意気込む空太。ましろの応援にも熱く返事をする空太だったが、千尋から頑張るなと忠告を受ける。放課後、気合と緊張と不安が入

第17話 「バレンタインはチョコの日よ」
バレンタインデーで、七海のオーディションの日でもある朝、緊張する七海を見送った空太は、自分1人で外出の準備を済ませ気合の入ったましろを見て驚く。そこに突然リタもやって来て、挨拶も早々に龍之介のもとにチ

第18話 「宇宙人に初恋」
和希とのタイトル審査会へ向けての打ち合わせを終えた空太。その後、七海と優子の合格発表を見に行こうとすると、今後のプランに関わるとましろもついてくることに。2人の仲の良さにむっとするましろをよそに学校に

第19話 「住めば都のさくら荘」
さくら荘が今年度限りで取り壊されることが決まったことを、千尋の口から聞かせられた空太たち。自分たちの意見を聞かずに取り壊しを決定した理事会に対して納得のいかない七海と空太。そんな空太が状況をきちんと理

第20話 「この先もただいまを言うために」
さくら荘の取り壊しに反対するため、学校側の決定に異議を申し立てる事ができる全校生徒の3分の2の賛同を集めるべく署名活動を開始した空太たち。しかし取り壊しの真の理由を龍之介から聞かされる。更に理論的に署

第21話 「誰のせいでもなく雨は降る」
遂に署名活動の期日を迎える。テスト中にもかかわらず署名の集計をしてしまう空太だったが、ふと七海の方に目を向けると、そこにはまっすぐ前を見つめたまま涙を流す七海がいた。何事かと教室内がざわつく中、すぐに

第22話 「きらめく日々を駆け抜けろ」
美咲と仁の卒業式を迎えたさくら荘。空太はましろを起こそうと部屋に行くが姿が無い。さくら荘中を探すもいっこうに見つからないましろ。すると千尋が今朝方一人でさくら荘から出て行ったことを伝える。その事実に責

第23話 「卒業式」
空太たちは卒業式に出席するため、急ぎ学校へと向かう。遅刻しながらもこっそりと在校生の最後列に潜り込む一同。新生徒会長の送辞も終わり、卒業生代表の答辞が始まる。しかしなぜか元生徒会長の舘林ではなく、美咲

第24話 「さくら荘へようこそ」
千尋に別れの挨拶をし、美咲の車でさくら荘をあとにする一同。イギリスへ帰国するリタ、大阪の大学に向かう仁、声優という夢を追い続けるために両親を説得しに里帰りをする七海、引越しの準備のため一旦実家に帰ると