第1話 「アカペラ侍誕生の巻」前編
赤平(あかひら)藩江戸勤番武士の羽守(はもり)泰蔵・益次郎・杉作の兄弟は、殿が江戸にいない時はとてもヒマで、髪結い床で内職に励んでいた。ハサミを鳴らしながら客のご当地ソングを歌う彼らの髪結い床は、人気

第1話 「アカペラ侍誕生の巻」後編
若き赤平藩主の赤平定信は、わらべ歌や伝統芸能に飽き飽きした新しもの好き。参勤交代で江戸にやって来た若殿に「まだ見たことのない出し物を披露せよ!」と命じられた羽守泰蔵は悩んでいたが、あるアイデアを思いつ

第2話 「猫と羽守隊の巻」前編
赤平祭で、後の世で「アカペラ」と呼ばれる新しい歌唱法を披露した羽守隊の5人は、若き藩主の赤平定信に呼ばれて、新しい文化を生み出した偉業を褒められていた。その頃、江戸の町では、猫田猫蔵の住む屋敷の大勢の

第2話 「猫と羽守隊の巻」後編
江戸の町の人たちがたくさんの猫の鳴き声で夜安眠できなくて困っている「猫騒動」を解決すべく、猫屋敷に向かった羽守隊(はもりたい)の5人。屋敷の主・猫田猫蔵は「生類憐みの令を代々守って、拾って来た野良猫た

第3話 「華麗に羽守隊」前編
江戸の町においしいものを食べに出かけた羽守隊(はもりたい)の5人。めしやの主人・一戸二三平(いちのへふみへい)は「娘が赤平祭を見に行って、あなた方の歌を聴いて失神した」と話しかけ、羽守隊にある頼み事を

第3話 「華麗に羽守隊」後編
新しい藩飯(はんはん)を創作した羽守隊は、さっそく若殿に試食していただく。伝統料理に飽き飽きしている若殿は、羽守益次郎の考案した新しい料理に大満足。藩飯品評会に出品することに決定。そして藩飯品評会が開

第4話 「もののけと羽守隊」前編
江戸の町では、夜道を歩いていると突然甲高い声を発する「高い声のもののけ」が出没し、通行人が驚いて逃げるという事件が頻発していた。 その頃羽守隊の5人は、藩飯品評会で優勝し赤平藩歌を披露できたことを若殿

第4話 「もののけと羽守隊」後編
夜「高い声のもののけ」が出没するという暗闇坂に向かった羽守隊の5兄弟。男女で歩いている時に出くわすことが多いと聞き、羽守逢之助と女装した奏太が通行人となり、暗闇坂を上り始める。坂の下では泰蔵、坂の上で

第5話 「踊りながら羽守隊」前編
若殿に紹介された江戸一の振付師・池田幸運に踊りの指導を受けることになった羽守隊の5人は、箱踊りのステップなどを教わっていた。一方江戸の町では、変な歌詞と踊りで見ている人たちを暗い気持ちにさせる「えーじ

第5話 「踊りながら羽守隊」後編
イカ大王とタコ副隊長が率いる「えーじゃないか蝶々踊り隊」。不気味な仮装をした彼らは、変な歌詞と踊りで江戸の町の人たちを暗~い気持ちにさせていた。若殿に「えーじゃないか蝶々踊り隊」を改心させるよう命じせ